【喫煙ルール厳格化】たばこからニコチンリキッドへ!スタートガイド
時間ない人は後半からどうぞ。
2020年4月からたばこのルールが厳格化
愛煙家諸兄はご存じの通り、2020年4月から「改正健康増進法」が全面的に施行され飲食店を中心とした喫煙ルールが大幅に変更となった。
もちろんめちゃくちゃ厳しく、である。
具体的には一定の基準以上の店舗については原則喫煙不可となる。一定の基準というのも、
- 客席面積100㎡以上
- 新規開業するお店
- 資本金5千万円以上
と、かなり多くの店舗が該当する内容である。
さらに東京ではこれに加えて「従業員を雇っている場合は禁煙」というルールも加わる。
東京に限って言えば、既存の飲食店のうち実に約85%の飲食店が規制されることとなる。
逆に言えば15%くらいの飲食店はまだタバコが吸えるのか、ということでもあるが実際には小規模なスナックや個人経営の喫茶店であり、今までのように気軽に喫煙できる環境はほぼ壊滅すると言って良いだろう。
特に食事しながら、コーヒーを飲みながらゆっくり一服というのはもう無理なのか。
しかし、この新たな規制内容の中でほんのり優遇されているものが「加熱式たばこ」である。「加熱式たばこに限っては喫煙室で飲食物の提供可」というカテゴリーがあるのだ。
ニコチンリキッド(VAPE)は加熱式たばこなのか
これについては微妙なところである。
例えばWikipediaでは下記のような記述である。
たばこ葉やたばこ葉を用いた加工品を燃焼させず、専用機器を用いて電気で加熱することで煙を発生させるもの。 加熱の方法や温度などは製品ごとに異なる。
たばこ葉由来品を燃焼させないという点、電気で加熱する点に注目するならVAPEは「加熱式たばこ」のようである。
しかし「煙を発生させる」と言われるとそれは違う。iQOSなども含めて発生しているのは蒸気だ。
一方厚生労働省の記述では、具体的な3製品(iQOS,glo,ploom)を挙げて「加熱式たばこ」と呼んでいる。
要するにVAPEなど電子タバコにニコチンリキッドを入れて吸うという行為自体は正確に定義されてもなければ、おそらく正式な検討もなされていないのではないか。
こういった制度の曖昧さのツケを我々が負うのも釈然とはしないが、現時点においてVAPE(でニコチンリキッドを吸う行為)は加熱式たばこOKのスペースでなら許容されると解して差し支えないように思う。
完全に余談
これほど規制するならたばこの販売をやめたらいいのに、と思う。
しかし20年前と比較して喫煙者は1/10くらいになっているのにたばこ税の税収はほぼ横ばいであり、そう簡単ではないのだろう。(数字は記憶ベースの為正確ではないかも)
しかもたばこ税法は基本的にニコチンではなく「たばこ葉」を規制するものである。その意味でニコチンリキッドは規制の対象となりえない、という建付けなのだろう。
いずれにせよ我々愛煙家としては非喫煙者に迷惑を掛けたいという意図はない。むしろ我々が納めている1兆円を超える税金でしっかりした分煙体制を整えてくれまいか。
が、これは余談。
iQOSにしますか?VAPE(ニコリキ)にしますか?
さて前置きが非常に長くなった。
喫煙を取り巻く環境が一層厳しくなる中、iQOSなどの加熱式たばこに乗り換えを検討している方も多いだろう。あるいはすでに乗り換え済かもしれない。
しかし、本当にそれがベストの選択肢だろうか。個人的な思いも含まれるが、僕はiQOSを吸うくらいなら絶対にVAPEにニコチンリキッドを投入して吸うことを選ぶ。
その理由は以下の通りだ。
- ニコリキのほうがニコチン濃度を調節できる(iQOSは吸った気にならん)
- IQOSのにおいは苦手
- ニコリキが安すぎる
ニコチン濃度の調節
iQOSなど加熱式たばこは基本的に「●●ミリ」というようなニコチンの重さの選択肢はない。ずっと8ミリの紙たばこを吸っていた僕からするとかなり物足りない。
その点ニコチンリキッドは1ミリ程度の重さ(もっと言えばニコチンゼロ)から、ピースも真っ青の高濃度まで幅広い選択肢がある。
確かに煙とは違うフィーリングである。だがそれは加熱式たばこも同じ。そして最近は「ニコチンソルト」などの登場でVAPEの満足感は飛躍的に向上しており、間違いなく加熱式たばこよりもたばこらしい満足感が得られるのである。
iQOSのにおいが苦手
普段たばこの煙をまき散らしておいて、などとお叱りを受けそうであるがそう感じるのだから仕方がない。
紙たばこ喫煙者の中でも一定数いるのではないだろうか、加熱式たばこ特有のあの匂いが苦手な人が。
これは個人的な好みの問題だから、においが気にならない人は加熱式たばこというのも選択肢の一つなのだろう。
ニコリキが安すぎる
これについては過去の記事でも再三書いたが、とにかく安いのである。海外から輸入するので運送コストがかかるが、そんなのは問題にならないくらい安い。
詳しくは過去記事を参照されたい。 startyourlife.hatenadiary.jp
どうやってVAPE(ニコリキ)を始めるのか
僕が思うに、VAPEやらニコチンリキッドに興味はあるがなんとなくハードルが高いと感じたり、単純に面倒に感じている人も多いのではなかろうか。
その理由は概ね2つ。
- 種類が多くてどれを選んでいいのかわからない
- ニコチンって法的にどうなの?海外輸入って大変なんでしょ?
種類多すぎ問題
VAPEはそもそも必ずしもニコチンリキッドを入れるものではなく、ノンニコで楽しむのがおそらく多数派?である。
それもあってVAPEの器具は様々な種類があり、趣味性の高い高価なもの、トリック?と呼ばれる煙を使った技的なことをするためのモデル、爆煙といわれるとにかく煙の量に特化したもの等もある。しかしこれらは全てニコリキには向かないものである。
果てはコイルというパーツをハンドメイドするような向きもあり、あくまでたばこの代替として捉えている自分にはついていけない世界である。
そんなこともあって、「何を選んでよいかわからない」というのは、VAPEを始める上でかなり大きなハードルではないだろうか。
ニコチンの海外輸入問題について
ニコチンリキッドに限らず、何かを個人輸入したことはあるだろうか。
僕はなかった。そしてとても煩雑な手続きを想像して恐れていた。しかしやってみたらものすごく簡単であった。
サイトこそ違えど、アマゾンで買い物するのと何ら変わらない。
カートに入れて決済するだけ。カード入力するのが嫌ならペイパルでも使えば万事OKである。
この辺りも過去に記事にしているので興味ある方は見てほしい。
最初の一手、すべて教えます
VAPEを購入し、ニコチンリキッドを購入する。すべてを詳細に語るととても長くなるし、何よりそんなにVAPEの種類について知識も興味もないので結論だけ書く。
これからデビューする人は完全にこの通りにやってみてほしい。1万円も掛からないから。
- まずHiLIQのサイトに行きます(別窓推奨)
- VAPE本体をカートに入れます
- 好きなリキッドをカートに入れます
- カートからチェックアウト(購入)します
- 運送は日本専用便を選びます
- 1週間ほど待てば届きます。
それぞれ簡単に補足。
HiLIQのサイトで買う
理由は単純で、僕はこれしか知らないから。あとアフィリエイトだから。
疑わしければ他のサイトと比較してみたらいい。多分ハイリクのほうが安い気がする。
逆にもっと安いところあれば教えてください。
VAPE本体はCALIBURN(カリバーン)
これは僕がこれまで試したVAPE本体で一番良かったから。しかも安いし。
なんで僕がこれを買ったか。以前HiLIQのミーティング?的なイベントがあってなぜか声をかけて頂き、場違いにも参加させて頂いた。そこでVAPEにめちゃめちゃ詳しい人たちに「僕はVAPE全然わからんのですが、ニコチンリキッド吸うならどの本体がいいですか?」と聞いたら全員がこれを勧めてくれた。いわば玄人お墨付き商品である。
他のを買ってもいいと思うが、意外と液漏れが多かったり、リキッドの補充が面倒だったり、持ち運びにくいデザインだったり(全部実体験)なので、最初は何も考えずにこれを買えばいい。これでだめなら何買っても多分だめだから。
あと多分上記のリンクよりAmazonのほうが安いかもしれない。けどAmazonのリンクは張らない。できればハイリクから買ってくれ。
好きなリキッドを買う
これは本当に何でもいいが、最初だからいろいろ入ったセットなんていいんじゃないだろうか。
ちなみに濃度であるが、普通の「ニコチンリキッド」なら12MG、「ニコチンソルト(Hi-Salt)」なら下記を参考に決めてほしい。
ニコチンソルトAの40mg、またはニコチンソルトBの35mg、50mgをお勧めします。
Aの40mg:フリーベースニコチンではきつすぎるが、やはりちょっとキック感がほしいお客さんにお勧めします。Bの35mg、50mg:スムーズな喉越し感があります。早い段階で喫煙感覚を実現したいや、より少ないpuffで満足したいお客さんにお勧めします。
ちなみにこれは紙たばこで8ミリを吸っていた僕にぴったりの基準である。
ニコチンソルトについてはもう少し詳しい記述があるので、HiLIQの商品ページを見てみるとわかりやすい。
その他補足
初回の注文時はおそらくアカウントを作ったり決済手段を選んだりがあると思う。が、これはAmazonも同じだし、最初だけなので頑張ってやってみてください。
あとニコチンは1か月あたりの輸入量が120mlまでと決まっている。最初からそんなにまとめ買いはしないと思うが、最悪税関で止められて手元に届かない可能性もあるので量には注意されたい。ちなみに120mlもあれば1か月は余裕で持つ。
以上、たばこの規制強化を受けてVAPEやニコチンリキッドに乗り換えを検討している人向けガイドでした。