新型Proomtechはニコリキには勝てない・・・?
JTから新型PloomTechが発売
2019年1月、JTからploomtechの新型が発売された。
ploomtech+(プルームテックプラス)と、Ploom S(プルームエス)だ。
同じシリーズの新型ではあるが、ちょっとしたマイナーチェンジどころではない。
大幅に構造そのものを見直しており、JTとしての戦略転換を強く感じざるを得ない。
ploomtech+の変更点
ploomtech+については実機を触ったわけではないので不正確な点もあろうが、従来のploomtechの進化版と言って言えなくはないだろう。
全体的に大型化したことに加え、電源ボタンの追加、そしてリキッドタンクの新設が主な変更点のようだ。
これまでのploomtechは電源ボタンがなく、吸い込めば電源が入る方式であり、さらに気化させるリキッドもカートリッジ内の脱脂綿に含まれていた。
どれほどの意味があったかはさておき、VAPEとの違いを明確にしていたこれらの点をすべて排したことは従来の戦略が思う通りの成果を挙げえなかったということではなかろうか。
うがった見方をすればVAPE方式にすり寄ったとも言えなくはない。
ploom S
さらに同時に発売となったploom Sについては個人的にはさらに残念だ。
いわゆる加熱式たばこ、即ちIQOSの方式を採用したのだからもはやploomtechの面影はない。
確かに加熱式たばこ自体はメリットも多いが、どうもあの独特のにおいは好きになれない。
こちらも実際に試したわけではないが、におい自体はどうしようもないのではないかと推察している。
僕のブログの興味の範囲から完全に逸脱しており、触れることもない。
完全にVAPEと同じではないが・・・
従来と比較しても格段にVAPEに近づいたploomtech+であるが、VAPE(とニコリキの組み合わせ)との違いはもちろんある。
ニコチンの供給は従来通りたばこカプセルを使用する点は変更がない。というより法規制の問題で変更できないということだろう。
このたばこカプセル、僕としては結構好きなものではある。たばこカプセルを通して気化した蒸気を吸い込むことで、かなり紙たばこに近い吸い心地を実現しており、加熱式たばこに特有のにおいもないためだ。
JTの思惑はわからないが、少なくともたばこカプセル方式自体は大いに存在意義があり、VAPEとの大きな差別化ポイントということができるだろう。
この路線ではニコリキには勝てない?
とは言え、である。結局たばこカプセルを楽しもうと思えば継続的にカートリッジとのセットで購入する必要がある。
ニコリキを知ってしまった僕からすると、どうしてもこの点がもどかしく感じてしまうのだ。
消耗品が2つというのはめんどくさい
従来のploomtechでもそうだったが、たばこカプセルとリキッドカードリッジという異なる2つの消耗品を並行して使用していると、消耗・消費の足並みが揃わなくなってきてしまう。
紙たばこと違って明確な交換タイミングはないし(一応お知らせ機能はあるが)、新品が一番おいしく、使用するに従って効用は逓減していく。
皆さんはどうだろうか。「まだいけるかな」と気にしなくてはいけない部品が2つもあるのは。
たばこカプセルが好きな僕は結局ploomtechの互換機に落ち着いてしまうのだ。
そして結局のところ数百円のドリップチップ(吸い口)を交換すれば、世の中のほとんどすべてのVAPEでたばこカプセルも使えてしまう。
どうしてもコスパが気になってしまう
VAPEでたばこカプセルが使用できるだけではない。
そこにニコチンリキッドを入れてしまえば、たばこカプセルすら不要になってくる。
もちろんたばこカプセルの良さはニコリキで完全にカバーできるわけではないが、それでも決して劣っているわけではなく、クリア感で言えば圧倒的にニコリキの方が優れており慣れてくるとたばこカプセルの優位性もかすんでくるのだ。
過去にも記事にしたことがあるが、ニコリキのコスパは圧倒的である。
僕は2ヶ月から3ヶ月に1回くらい5,000円程度のリキッドを購入しているが、毎回色々なフレーバーを試して合わないのは残っていくというのも含めてもこれである。
相対的にploomtechの魅力が薄れ、VAPEとニコリキのメリットが強調される中、使いもしないリキッドカートリッジを含んだパーツを購入し続ける気になるだろうか。
JTは最高のVAPEを作ることに全力を尽くしてほしい
とはいえVAPEにも気になる点はなる。
価格も安価で手に入る一方で、種類が多すぎてどれを選んでよいかわからないし、場合によってはリキッドがにじみ出てくるような商品もある。
日本の大手企業が全力で開発したVAPEがあれば僕はたぶん乗り換えるだろう。
もういいじゃないか。リキッドは他社のを使われても。ゲーム業界と同じサードパーティ方式を採用してくれと強くお願いしたい。
たばこ感が好きな人はたばこカプセルを買うだろうし、僕のような人は併用しつつもニコリキも自己責任で使う。結局はその方がブランドを活かしながら独自市場を囲える気がしてならない。
ニコリキの中でも圧倒的コスパのHiLIQ