30代からの裏ハローワーク|仕事・会社・人生・生き方のブログ

会社に就職してひと段落。これからの働き方について考えてみた。会社員・転職だけじゃない。むしろ起業やフリーランスを中心に自由な人生について考えるブログ。

簡単に社長になる方法

僕は高校生のころから漠然と「社長になりたい」と思っていた。

自分の意思で仕事をして、自分なりの成果を社会に残したい。そんな風に考えていたんだと思う。

その一方で、社長になるということは成功のイメージそのものであり、めちゃくちゃ高いハードルがあるものだとも感じていた。

 

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当時はない頭を振り絞って、少しでも「社長になる」という高いハードルを越えるための努力をしていた。

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しかし社会人になり、社会について理解が深まる中で、社長になること自体はたいして難しいことではないと思うようになった。

僕が社会人5年目くらいの時に、ある人物とであって衝撃を受けた。

 

詳細は忘れてしまったし、あんまり事細かにお伝えしてよいものでもないと思うので概要だけ。

まず出会うきっかけとなったある会社の話。

飲食店(ちょっと高めの居酒屋)を数店舗運営している会社だったが、業績は思わしくなく、収益力に比べると借入の重さが際立った会社だった。その会社から突然連絡があり、社長が交代することになったとのことだった。

訪問してお会いしたのは、まだ30代後半といったところだろうか。めちゃくちゃできるビジネスマンのオーラを発散している方で、コミュケーション能力も大変高かったように記憶している。

この方は現代表者の血縁者とかではない。全く関係ない個人だ。

色々とチンプンカンプンで、頭の中は疑問だらけだった当時の僕に、理路整然と話してくれたのはこんな内容だ。

・その人は業績不振になった会社を立て直すプロフェッショナルだということ。

・社長交代に当たっては、会社借入の連帯保証も引き継ぐこと。

・現代表者の連帯保証は外してほしいこと。

・株式もすべて取得しオーナーも交代すること。

 

今思えば、必要最小限でツボを押さえた説明だと思う。

この社長交代劇に際して、新社長から現社長へ金銭のやり取りがあったのか、あったとして幾らくらいかは知らないし、知る権利もない。

考てみると、あったとしてもごく少額少額、それこそ1株当たり1円の備忘価格くらいが妥当ではないだろうか。

 

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やや脱線だが、債務超過の会社というのは、持っている資産すべてを売り払ったとしても借金を返しきれない。

すると金融債務などは、連帯保証人である代表者に請求が行くことになるわけで、トータルとして会社の価値はマイナス。

これは経営者としても会社=負債ともいえるし、投資家的な目線でも同様だ。

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タイトルで書いた「簡単に社長に」というのはうそだ。

実際にはこんな話にリーチする人脈が必要なところに難しさはある。

だけど、「社長になること」そのものを崇高で難易度の高いことだと考えている人にとって(それこそ昔の僕のような)、結構目からうろこな部分もあるのではないだろうか。

 

ちなみにその後この会社がどうなったのかは知らない。

だけど、この会社がある程度業績の回復を果たせたのであれば、その後は800万円くらいの報酬をもらいながら実務はほかの従業員の方に任せることもできるだろう。

だって新社長はもともとこの業界の人じゃないし、飲食実務なんてそもそも知らないだろうから。

こんな会社を3つくらい持っていれば、年間で2,400万円の収入になる。

はたまた同業他社に会社ごと事業を売却すれば、今後の業績変動リスクをヘッジしながらまとまった収入を得ることも可能だろう。

(たぶん今回の話の新社長は後者のタイプだろう)

 

この話から少しして、僕も事業再生とかに首を突っ込むようになった。

そしてわかったのは、世の中こんな会社はいくらでもあるということだ。

社会人生活の中で、めちゃくちゃ自分に自信を持っていて「自分ならもっとうまくやるのに」みたいなことばかり言っている人をよく見かける。

 

数億円の借金付きではあるが、自分の能力が本当に高ければいとも簡単に社長になって高額の報酬をとることが可能だからやってみては、と勧めてみたい。