30代からの裏ハローワーク|仕事・会社・人生・生き方のブログ

会社に就職してひと段落。これからの働き方について考えてみた。会社員・転職だけじゃない。むしろ起業やフリーランスを中心に自由な人生について考えるブログ。

普遍ニーズ×新しい切り口はやっぱり企業の王道かも

移転しました。

僕や僕と同じような普通の人が起業しようとしたとき、

例えばFacebookとか、Twitterとかそんな新しいサービスを始めようとしても

なかなかハードルが高い。

 

どの辺がハードルかというと、

分野的に注目を浴びていて競争は激しいし、

特定のスキル(コーディングとかね)を要するし、

高精度なマーケティングを求められたりする。

 

前にも似たようなことを書いた記憶があるが、

もう少しトラディショナルな分野での企業を考えたほうがまだ勝ち目があるように思う。

 

そんな観点で一個気になった業態がある。

そこはキックボクシングジムなんだけど、女性専用クラスを多く設定していて

内容もボクササイズに近い。

サンドバッグくらいは置いてあるけど、リングもない。

たぶんヘッドギアじみたものも置いてないんじゃないだろうか。

 

今日び、大型のフィットネスジムに行けば、スタジオメニューとかでボクササイズはあるし、正直なところ、絶対流行らないんじゃないかと思っていた。

 

それが実際に見てみると、毎回のように体験参加者がいるし、何ならそのまま入会する人も多い。

毎月1万円弱の安くない会費にも関わらずだ。

 

その駅周辺には大型のフィットネスジムがないとはいえ、ここまでニーズがあるとは

思わなかったし、なんなら未だにわからない。

ちなみに平日昼間だと閑散としているのは間違いない。

平日夜は見たことはないけど、それでも休日ともなると相当数の若い女性(20代~30代くらい?)が通ってきているようだ。

 

マーケティング的な意味でニーズを理解できなかったことはさておくとして、相応の集客ができるのなら結構アリなビジネスだと思う。

おそらくだが、入会する人のうち、本当のアクティブユーザーというか、頻繁に通ってくる人はごく一部、1割から2割くらいだろう。

半数弱くらいは会費を払い続けてジムにはあまり来ない人たちな気がする。

たまに冷静になって解約を申し出るとしても、それ以上のペースで新規会員が入ってくるうちはめちゃくちゃ儲かりそうな気がする。

あとはまあ、アクティブ会員と幽霊会員の中間層みたいな人が3割とかいるのかな。

(このあたりは、普通の会員制スポーツジムと同じ?)

 

こういう商売だから立地には気を遣うし、それなりの広いスペースが必要だ。

そうするとどうしても相応の初期投資は必要だと思うし、固定費を賄えるだけの会員数ができるまでは結構な赤字だろうけど、いったん軌道に乗ってしまえば安定するんだと思う。むしろほぼ固定費だけの商売だから、損益分岐点を超えた後は利益率はうなぎのぼりだろう。

 

家賃が幾らくらいかは全然わからないけど、仮に80平米で50万円程度だとしたら会員は100名くらいになればその他固定費を含めてようやくペイするイメージだろうか。

 

※※

脱線気味だが、開業して半年くらいで会員数は120名くらいといった雰囲気。わかんないけど。

だとするとようやくこれから回収フェーズに入ってくる感じだろうか。

※※

 

そうは言ってもこれから課題はある。

勝手に予想させてもらうと、どうしても商圏の狭いビジネスなので、

範囲内の潜在顧客が一巡した後は新規問い合わせの件数が低迷することになるはずだ。

 

ではこのジムはどうすればよいのか。

まずは会費をもっと安くすべきである。幽霊会員にとっても出費が大きければ大きいほど、一念発起して解約の手続きに動き出しやすい。

 

次いで、解約希望者を引き留めるため、料金プランをもう少し増やす。

今はフルタイム会員のみだが、週末だけとか平日夜だけとかの限定会員の枠を作って、辞める手前の選択肢を増やしておく。

 

さらにこれは繁忙管理にもつながる。このまま順調に会員が増え続ければ、早晩満員などにより既存会員の利便性や快適性が低下する問題に直面するはずである。

今だって曜日と時間帯のマトリクスの中で繁閑差は大きいようだし。

だったら平日昼間は安くしてでも契約の長期化を図るべきだ。目標的には平日昼間会員で家賃をペイ、できれば固定費ペイしたいところ。

 

あとは営業時間の拡大だろう。

当然固定費(人件費)が増える話なので、会員数の増加ペースと調整は必要だけど。

でもどうやら受付として雇った人にもトレーナーとしての多能化を進めている節もあり、そんなやり方も手軽なボクササイズならではというか、いい仕組みだと思う。

 

※※

蛇足だけど、長期的に通っている人などのロイヤリティを強化する仕組みもあると面白いのかもしれない。

インストラクターのサポートに着けるとか。まあ変なヒエラルキーができると元も子もないので、この辺は慎重にならざるを得ないだろうけど。

※※

 

起業という観点に戻ると、ここは個人でやっているのかどこかの系列なのかまだイマイチぴんと来ない。

チーフトレーナーみたいな人がめちゃくちゃ若いということや、初期投資が大胆という点においては系列っぽい。

一方でシステムが洗練されてない感じとかをみると、そんなに大規模にやっている感じもしない。

問い合わせもGmailだし、HPに他のスタジオ紹介もないし。

もしかするとオーナーと運営は全然別なのかもしれない。

 

いずれにしても、相応の指導スキルと初期投資、普通にIT系サービスを使いこなす程度の知識があれば誰にでもできそうっちゃできそうなのだ。

 

一昔前から急激に増えた小規模なヨガスタジオと同じ市場を、もっとニッチに攻めている感じ。

まさにランチェスターの弱者の戦略をぴったり来ている感じではないだろうか。

 

別にキックボクシングに限った話ではないが、例えばダイエットとかフィットネスなどの普遍的なテーマに、何か新しめなモノを掛け合わせて考えれば新しい業態も思いつきそうだな、と思った次第。

 

僕の生活圏から割と近い立地にあるし、勝手なことを書きまくったのであまり名前出さないでおこうと思ったけど、せっかくなのでリンクを張ってご紹介しておきたい。

高円寺駅至近のキックボクシングジム「Show Time」、今後が気になる商売である。

 

www.koenji-kickboxing.com