ニコチン入りリキッドの安全性
ニコチン入りリキッドが安全か否か、もっと言えばVAPE自体が安全なのか。
これについてはいろいろな議論があり、まだ結論が出ていないというのが正確なところのようだ。
VAPE自体の安全性について
紙たばこに比べて、タールが入っていないこと点が健康的?というのが肯定的意見の代表ではないだろうか。
それに主成分のグリセリンについても食品添加物にも使われるようなもので人体には無害だとする向きもある。
とはいえ、食品品添加物そのものが本当に無害なのかということもちょっと怪しい気もする。
何よりそれを食べて胃腸を通じて消化吸収するのと肺から吸収するのでは違うとの意見も見たことがある。怖い表現としては「脳にダイレクトに吸収される臓器(肺)によくわからんものを入れるなんて恐ろしい」という意見を目にしたこともある。
でも結局のところまだ経験的データが少なすぎて真偽は不明としか言いようがないのだと思う。
ニコチン入りリキッドの安全性について
まずニコチン自体が劇薬であり、これについては吸うのと吸わないのでは吸わないほうが健康リスクが少ないのは100%間違いない。
ニコチン入りリキッドで言えば、例えばニコチン原液を購入して自分でブレンドするような方法もある以上、濃度を間違うと最悪死んでしまうようなリスクがあることは間違いない。
この辺りのニコチンを摂取するか否かということはさておいて話を進めたい。
すると問題なのは、ニコチン入りリキッドを購入しようとすると個人輸入しかない、すなわち海外メーカーの製品を購入する必要があるということだ。
ニコチンがどうのこうのではなく、不衛生な工場や倫理的に疑問符が付くような工程で製造されているのではないか。そういったポイントが国内製品より海外製品のほうがイメージ的にリスキーなイメージがあるのではないだろうか。
これらについては自分の目で確認することは現実的ではないが、一つの参考になるのは専門の検査機関による証明書だ。
僕がこのブログでも何度かおすすめしているHiLIQというメーカーではHP上に検査証明書を公開している。※中国語なので読めないが。
少しでも気になる人はやめといたほうがいい
冒頭でも述べた通り、ニコチン入りリキッドや、ひいてはVAPE自体の安全性にはまだまだ議論余地があるのだと思う。
自分の体のことなので、少しでも不安に思う人は手を出さなければいい。
とはいえすでに売っているものだし、その中で少しでも安全性の高いものを選ぼうとしたとき場合の話として検査証明書を参考にしてはどうか、という話だ。
ニコリキはいつまで安く買えるのか
本日更新したニコリキとコスパの話のスピンアウト的な話。
ニコリキは何で安いのか
ニコリキは(紙たばこに比べて)安い。→これくらい安い
それは間違いない。
なんで安いのかということについては色々な要因があるだろう。
たぶん、紙たばこと違ってたばこの木を栽培したりってことではなく、化学的・工業的に作ってるんだろうとか。
でも最大の要因は税金がかからないことじゃないだろうか。
喫煙者とたばこ税の話は深すぎるというか、不毛な議論にしかならない気がするので、善悪の観点はさておくことにする。
紙たばこの場合、価格に占める税金の割合は軽く50%を超えている。
ニコリキにはこれがかからないことに加えて、前述の製品性質の違いによる低コストが寄与した結果、輸入に係る輸送コスト等を加味しても圧倒的に安価なのだ。
ニコリキ非課税はただの猶予期間?
それでいて満足感が十分に得られるのならこんなにうれしいことはないのだが、個人的にはみんなにお勧めするものではなく、あくまで少数派、サブカルチャー的に存在していてほしいと思っている。
なぜかというと、紙たばこユーザーがニコリキに流れた場合、確実に課税対象になるからだ。
そもそも今課税されていないのは、ちゃんとした議論を経て決まったものではない。
ただ薬事法(だかなんだか)の規則で、国内での販売禁止、個人輸入は個人的使用目的に限ってOKというルールを援用しているに過ぎないと理解している。
これは法律ができた当初の想定範囲外なわけで、議論がなされれば「嗜好品的利用」には税金がかかることになるだろう。
たばこはいろいろな議論の対象になるが、税収の観点では馬鹿にならない金額であり、これが減少して、課税空白地帯であるニコリキに流れれば、議員や官僚だけでなく、国内たばこメーカーも課税に大賛成、何なら国内でのニコリキ販売なんて議論になるかもしれない。
そんなわけで、ニコリキは人の目の届かないひっそりしたスイートスポットとして残っていてほしいと思う次第だ。
ニコリキ(ニコチン入りリキッド)のコスパと紙たばこからの移行
色々試しながらニコリキが巡航モードに入って1か月程度が経過したので、紙たばことの比較を含めコスパについて考えてみたい。
結論から言えば、めちゃくちゃコスト削減になっている。
詳しくは後述するが、ニコリキの使用で紙たばこを減らせそうな人にはお勧めだ。
- たばこ関連コストの試算(コスパのビフォーアフター)
- 最初は選ぶのが難しいニコチンリキッド
- VAPE(ニコリキ)はたばこの代替たりうるか
- VAPE乗り換えのデメリット
- まとめ~コスパの面では圧倒的にニコリキ、デメリットもそんなに気にならない~
たばこ関連コストの試算(コスパのビフォーアフター)
まずVAPE、ニコリキを使い始める前はどうだったのか。
だいたい一日に一箱のペースでたばこを吸っていた。
460円×30日=13,800円
これが一か月に使っていたたばこ費用だ。
そしてニコリキ生活開始後。
前回購入したのは、HiLIQのウルトラメンソール12mgと18mgを60mlずつ。
これで3,400円くらいだった。
そして1か月経過した時点でのボトルの状況は12mgが残り40%くらいと、18mgが50%くらいだ。
少し保守的に見て、残量40%とすると1か月で使用したのは約2,000円ということになる。
あと正直なところ、たまに紙のたばこが吸いたくなったので1か月で2箱くらい吸った。
合わせても3,000円を切る水準ということで、お得なことに変わりはない。
最初は選ぶのが難しいニコチンリキッド
ちなみに2種類のリキッドを使っているのは、当初購入時にどれを選んでよいかわからなくて2種類買ってみたため。
しかし結果的にはこれでよかった。
使ったことのある人にはおなじみだと思うが、ニコチンリキッド自体の濃度だけでは自分に合う合わないは一概には言えない。
発生する煙(蒸気)のニコチン濃度はVAPE自体の性能にも大きく依存するためだ。
僕が家でメインで使っているのは確か1.2Ωくらい。外で使っているのが1.5か1.8Ωくらいだったと思う。
※Ω(オーム)は電気的な抵抗値。らしい。学校でも習った記憶がある。とにかくこの値が小さくなればなるほど強力なVAPE(というかアトマイザー)で、大きくなるほど非力というかマイルドなVAPEになる。
これは煙の量やら味わいにも影響するようだが、ここでは割愛。とにかく強力なVAPEを使っていれば、一度に気化させるリキッドの量が多いため、ニコチン濃度が低くてもガツンと来る、ということ。
ご参考までに、僕は紙たばこは8mgを吸っていて1.2Ω×12mgが一番しっくりきた。
VAPE(ニコリキ)はたばこの代替たりうるか
やや話がそれたが、紙たばこをVAPEに置き換えるということに努力や我慢が伴うのかという話をしたい。
これは僕の場合だが、まったくそんなことはなかった。数日間紙たばこを吸わないと、あの独特のにおいが気になり始めたり、次に吸った後ずっと口の中が臭く感じたりして意識しなくてもたばこを吸う機会は自然と減った。
それでも吸いたくなるのは、お酒の席で周りの人が吸っている場合。すごく集中して仕事をしているとき。そして脂っこいものを食べすぎた時だった。
紙たばこの方が瞬間的にニコチンが吸収されるから、とか何かで読んだ記憶があるが真偽のほどは不明。
そしてこれは以前の記事でも書いたかもしれないが、VAPE+ニコリキの組み合わせはしっかりたばこ吸っている感があって満足感は何ら遜色ない。
VAPE乗り換えのデメリット
ここまでメリットばかり書き連ねたが、デメリットはないのかといえば残念ながらそうでもない。
色々と手間が増える
一つはリキッドの補充について。
タンクの小さいVAPEだと結構減りが速いが、外出先でリキッドを補充するのはいろいろとハードルがある。
ボトルを持ち歩くのが面倒だったり、ニコリキの補充には(簡単な)分解作業をする必要があるためどうしても手が少しべとべとしたり。
さらに加えてこまめに充電も必要だ。
たばこというものは吸いたいときにすぐ吸いたいものだと思う。
今までVAPEを運用する中で、1泊の出張を含めて実際に困ったことはほとんどないけど、なんとなく安心感に欠けるというか、相対的に紙たばこに比べて準備や管理に気を使うといったことはある。
煙の問題(爆煙)
デメリットのもう一つは煙の問題。
VAPE界隈では「爆煙」という言葉もあって、しっかり煙が出ることが正義みたいな風潮があるようだ。
確かにもくもくと煙を出すのはそれはそれで気持ちいいし、臭くもならないどころかいい香りがしたりするので、部屋の中ではある程度煙が出るほうが良いかもしれない。
しかし外だとそうはいかない。紙たばこ以上の煙を出すのはやはり周囲の迷惑になりそうな気もしてあまり積極的に使えない。
そうすると僕のように2つ以上の機械を併用することになったりするわけだ。
まとめ~コスパの面では圧倒的にニコリキ、デメリットもそんなに気にならない~
まあそんなデメリットがあったにしても僕はVAPEに移行してよかったし、たぶんこれからもVAPEメインで使い続けることになるだろう。
完全禁煙を今すぐに、という方には向かないかも知れないが、少したばこを減らしてみようとか、コスパを重視したいという方にはお勧めしたい選択肢だ。
ニコリキの購入については以前の記事で紹介したHiLIQがおすすめなので、気になる人はチェックしてみてほしい。(国内では買えないよ。でも輸入も簡単だよ。)
VAPE本体
ここのは使ったことないけど、使用方法の説明が今まで見た中で一番わかりやすい。
あとペン型サブオームということで、次に買うとしたらココのI-1600が気になる。
国内最高峰Vape & E-Liquidブランド【JPvapor 公式】
ニコリキ
【2018年10月4日追記】
紙たばこに手を出してしまいました・・・
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